【保育士必読】保育園の夏祭りでやりたいおすすめの出し物8選!

保育園の夏祭りは運動会や発表会と並んで1年の中でも大切な行事。

子どもたちにも保護者にも喜んでもらえるよう事前にしっかり計画を立て、早めに準備を始めることが重要です

保育士になると毎年の行事なので、よく言えば定番、悪く言えばマンネリ化となってしまいます。

兄弟関係で何年も在籍する家族にも楽しんでもらえるような出し物を用意したいところです。

そこで今回は、夏祭りにおすすめの出し物を8つ紹介し、その準備や注意点、ポイントについても合わせて紹介していきます。

よくある出し物に一工夫加えたアレンジ出し物で今年の夏祭りを盛り上げましょう!

夏祭りの定番「ヨーヨー釣り」

夏祭りの定番「ヨーヨー釣り」

夏祭りのお土産で手にぶら下げて帰るのが醍醐味の水ヨーヨーは、前日に用意するとしぼんでしまったり、輪ゴムが劣化して切れやすくなります。

当日の朝早くから用意しなければなりませんが、やはり外せない出し物の一つです。

最近では、水道の蛇口に繋いで一気に膨らませることができるヨーヨーも販売しているので、色々な業者に視野を広げてみましょう。

ヨーヨー釣りの注意点やポイント

ヨーヨー釣りに必要なものは、まず穴の開いていないビニールプールです。

子どもも保護者ものぞき込んでヨーヨー釣りをするので、あまりにも使い古したものや水垢が残っているものは避けましょう。

ビニールプールの壁面の溝や底と壁面の隙間などまできれいに掃除をしておきます。

隅々まで掃除が行き届いていることは、普段の保育環境への信頼にも繋がります。

ヨーヨー釣りのアレンジとして、当たり付きヨーヨーをいくつか忍ばせるのがおすすめです

普段使っている丸シールに油性ペンであたりと書いてヨーヨーの底面に貼ります。

そのままだと水でふやけて剥がれてしまうので、透明テープ等で保護しておくと安心です。

夏祭りの行事で子どもの成長が見える「盆踊り」

夏祭りの行事で子どもの成長が見える「盆踊り」

本来の盆踊りの由来はご先祖様を送り出すためのものであり、お盆の最後に行うものですが、保育園の夏祭り行事の出し物の一つとして人気なものでもあります。

もちろん夏祭り当日突然踊れるものでも構いませんが、できれば日々の保育中に練習しておいて発表も兼ねて保護者に見せるほうが喜ばれます

園生活で子どもたちが覚えてきたものは保護者にとっても嬉しいことです。

また、スマートフォンの普及により子どもたちの頑張っている姿や自然な表情を写真や動画に残せるという点も喜ばれるポイントです。

盆踊りの曲も幼児向けの簡単な振り付けのものがたくさんあるので、毎年同じものではなく新しいものを取り入れることをおすすめします。

盆踊りの注意点やポイント

盆踊りの振り付けは繰り返しの動作になるので、子どもたちは1か月もあれば完璧に覚えられます。

逆にあまり早くから毎日練習していると、飽きてやりたがらない子どもが出てきてしまう恐れもあるので注意しましょう。

子どもたちが楽しんで踊れるようにコントロールをして、ピークを夏祭り当日に持っていけるかどうかは担任保育士の力の見せどころです

ある程度覚えたら、少し期間を開けてみたり、子どもたちからの「盆踊りやりたい!」を引き出せるように工夫しましょう。

簡単工作「うちわ手作りコーナー」

簡単工作「うちわ手作りコーナー」

夏祭りは当たり前ですが夏に行う行事です。

園庭でやぐらを組んで提灯を吊るして行ったり、室内で行ったりと園によってそれぞれですが、どちらにしろ全園児が集まって保護者も呼ぶとなれば人口密度で熱気むんむんになります。

暑さ対策として、親子で楽しめるうちわの手作りコーナーがおすすめです

うちわ手作りコーナーの注意点やポイント

当日子どもと保護者の作業を簡単にするためには、保育士の事前準備が必要です。無地のうちわは100均や店で大量発注するところが多いので、なるべく早めに注文しておいてください。

前日までの準備はパーツを人数分以上作っておきます。

糊で貼ると手や洋服が汚れる恐れがあるので、両面テープを用意するか、パーツの裏に予めつけておきましょう。

また、お絵描きをさせるのであれば、クレヨンやペンも手や洋服を汚す恐れがあるので、色鉛筆やクーピーがおすすめです

うちわは保護者が使っても良し、子どもが浴衣を着ていれば帯の背中の部分に差しておいてもとてもかわいいですよ。

大人も夢中になれる「ペットボトルのキャップ探し」

大人も夢中になれる「ペットボトルのキャップ探し」

用意するものはとにかく大量のペットボトルのキャップです。

事務室の前に張り出したり、おたよりで声を掛けると1か月ほどでだいぶ集まります。

集まったペットボトルのキャップは当日子どもが舐めたり口に入れる可能性も考慮してきちんと消毒しておきましょう。

消毒したペットボトルキャップを水の入っていないビニールプールにざざーっと入れます。この中からお題に合ったキャップを探し出すゲームです。

お題の例は年長さんや兄弟関係の小学生レベルと、小さい子向けの簡単レベルを用意しておくと良いですね。

ペットボトルのキャップ探しの注意点やポイント

キャップにきりで穴を開けた「穴の開いているキャップを探せ!」や、具体的にペットボトルの商品名やメーカーが記載されているものを指定するなど、難易度の高いお題は大人もヒートアップします。

小さい子向けにはざっくりと「青いキャップを探してね!」など青といっても色々な青があるので大体オッケーとしてあげてください。

このゲームは一気に何人も一緒に行えるので、行列で順番待ちになるのを防げるのでおすすめです

パーフェクトで景品付き「ペットボトルボーリング」

パーフェクトで景品付き「ペットボトルボーリング」

画用紙や折り紙で夏らしく可愛くデコレーションしたペットボトルをボールで倒すボーリングもおすすめです。

ペットボトルの中に絵の具で着色した水を少し入れておくとペットボトルが倒れにくくなり難易度は増します。

水を入れた場合は倒した時に水がこぼれないように、しっかり強度の強いテープ類で止めておきます。

年齢に合わせてペットボトルのサイズを変えたり投げる位置を調節して、各年齢ごとにちょうど良い難易度になるよう日々の保育中に試しておきましょう。

ペットボトルボーリングの注意点やポイント

ボールのサイズも大きければ倒れやすく、小さければ命中しにくくなります。

倒したペットボトルを毎回立てるのはだいぶ体力を消耗するので、PTAの役員さんよりは保育士がやるのをおすすめします

そして、ゲームには景品があると嬉しいものです。お土産となる景品をこのゲームでもプレゼントしてあげると子どもたちも喜ぶこと間違いなし!

保育士や大人の人数が多い園では、レーンの数を増やせば順番待ちの時間も減らすことができます。

全部お祭り楽しめたかな「スタンプラリー」

全部お祭り楽しめたかな「スタンプラリー」

出し物を複数用意した場合、全園児が全ての出し物を回り切れたか把握するためにスタンプラリーがおすすめです。

見取り図代わりにカードを作ると、どこで何の出し物をやっているのか保護者も見つけやすくなります。

全て回り切ったら受付等でお土産をプレゼントするのも良いですね。

出し物のスタンプを押すところで行列にならないよう、スタンプを多めに用意して保護者に押してもらう方式にするか、シャチハタ系のスタンプだとスムーズに流れます

スタンプラリーの注意点やポイント

用意するものは事前に画用紙等にまとめて全園児印刷して、首からかけるのであればリボン等を通して用意しておくくらいです。

室内で行うか、屋外で行うかで出し物が変わる場合は作成時に注意しましょう。

スタンプラリー用紙は当日の集合時間や持ち物、当日の催しのタイムスケジュールなどを記載して事前に保護者あてに配布しておく方法もあります。

その際は当日忘れずにそのカードを持ってくるよう伝え、忘れた子用の予備も当日多めに用意しておきましょう。

ワニワニパニックともぐらたたき

ワニワニパニックともぐらたたき

ゲームセンター感覚で親子一緒に楽しめるのがワニワニパニックもぐらたたきです。

段ボールに穴を開けて倒れないように土台を作ります。

子どもたちはピコピコハンマーなどを持ってもらって、保育士や役員さんが穴から出すワニやもぐらを30秒から1分間ひたすら叩いていくゲームです。

保育士や役員さんの人数が多ければ、何回叩けたか数えてあげてお祭り開催中のTOP3を夏祭りのどこかで発表して表彰しても喜ばれます

ワニワニパニックともぐらたたきの注意点やポイント

年齢ごとに保育士側でその都度難易度を調整できるのもおすすめポイントですが、ランキングをつけるとクレームにも繋がりやすくなるので注意が必要です。

気をつけたいのがハンマーや壁を手作りする場合は強度の問題です。

全園児が行うことと、園児も保護者も白熱して力が入ります。

ハンマーの持ち手の強度を上げ、予備のハンマーを多めに用意しておきましょう。

使わずに余ったハンマーは夏祭り後の保育中に遊びとして取り入れてあげることも可能です。

夏祭りの定番金「魚すくい」も手作りで

夏祭りの定番金「魚すくい」も手作りで

生きている金魚すくいを保育園の夏祭りで行うには、衛生面や金魚の手配、持ち帰ったあとの保護者の苦労を考えるとあまりおすすめはできません。

夏祭りらしさを出すために金魚すくいを取り入れたい際は、手作り金魚すくいがおすすめです。

魚すくいの注意点やポイント

モールを魚の形に折り曲げて、すくいやすいように反らせてビニールプールや大きめの箱の中に入れます。

すくうのはポイではなく曲がるストローです。飲むときに口にくわえる短い方を使って魚をすくいます。

容器も用意してあげて、制限時間内に何匹釣れるか競う形式のゲームにすると盛り上がります。

魚だけではなくイカやタコの形を作って色々な海の生き物釣りにしても楽しめますよ!

楽しい夏祭りにしよう

今回は保育園の行事夏祭りに使えるアイデアを8つ紹介しました。

基本は同じゲームであっても、アイデア次第でアレンジが自在なものです。

毎年のことになるとネタ切れになりやすい行事ではありますが、保育士同士でアイデアを出し合って「今年の夏祭り良かったね!」と喜んでもらえたら嬉しいですよね。

行事も日々の保育もそうですが、手を掛けた分だけの結果が出ます

今年の夏祭りがまた来年の夏祭りに生きるように行事の振り返りをまとめて、来年の夏祭りは更に良くなるように取り組めると良いですね。