転職希望の人な少なくない保育士。

転職したいといっても、もちろん自分勝手にはできません。

前職場でも揉めず、スムーズに転職したいですよね。

タイミングとしては一体いつがいいのでしょうか。

今回は、保育士の転職に適した時期についてまとめてみました。

転職に適した時期はいつ？

現在勤めている園から転職する場合、一番ベストなのはは3月まで勤めてから、4月から新しい園へという形です。

保育園は年度切り替えなので、キリが良いのが3月となります。

年度途中で辞めてしまうと、人手が足りない、担任が変わるという問題がおきてしまいます。

職場の人だけでなく、子ども達や保護者にまで迷惑をかけることになるのです。

自分の都合があるとはいっても、社会人として責任はもつべきです。

退職の意思はいつ伝えるの？

一般事業では、退職の意は1ヶ月に前に表明すると思いますが、保育士では少し違ってきます。

3月に退職するとなると、円満退社するためには、遅くても年明けには辞める意思を伝えなくてはいけません。

それ以降になると、次年度の人事構想に組み込まれてしまうことがあるからです。

クラス編成を考え、、新しいクラスに向けて準備をしていこうか、というときになって退職する職員が出ると、全て考え直すことになってしまい、非常に迷惑がかかってしまいます。

また、保育園では12月に発表会やお遊戯会が行われているところも多いですが、そのような大きな行事の後は退職を伝えるいいタイミングです。

忙しい時期は避けるのが無難です。

この時期はボーナスの時期でもあります。ボーナスを受け取った後がいいでしょう。12月の行事終了後や年明けを目安にしましょう。

辞めたら関係ないという考えはNG

前述したように、周りのことをきちんと考えると、12月から年明けに退職することを伝え、3月まで勤め上げて4月から転職をするべきです。

もう辞めるんだから、その職場にはどう思われてもかまわないと思っている人はいませんか？

だとすれば、それは大きな間違いです。

保育業界は狭いです。

違う園に勤めていても、繋がっている人が多いです。

残念ながら、マイナスのことはすぐ噂になってしまいます。

「◯◯先生は自分勝手な、行動する」と言わるかれません。

子どもや保護者との信頼関係で成り立つ保育士なのに、自分勝手な保育士を雇いたいと思いますか？

転職する際にどうしても印象が悪くなってしまいます。

円満退社して、転職につなげることができるように、責任のある行動をとりましょう。

転職活動はいつから始めるの？

転職活動にかかる期間は、自己分析から始まり内定するまで半年～3ヶ月が目安だと言われています。

新年度である4月から新しい職場で働きたいならば、そこから逆算し、9月から始めるのが理想的と言えます。

最低でも12月月には転職活動の準備を始めるべきです。

忘れちゃいけない落とし穴

できれば、退職の意思を園に伝える前に内定しておきたいですよね。

しかし転職の時期に関して、落とし穴があります。

一般事業では、3、4月や9、10月が求人が多いですが、保育園は少しずれています。

保育園は年度切り替えのため、新年度の新体制に向け、求人が増えるのは1～3月です。

前述したように、退職の意思を伝えるべき時期は遅くても年明け。

下手をすると、転職先が決まっていないのに、退職の意思を伝えなくてはいけない…ということにもなりかねません。

もちろん年度途中でも求人が全くないわけではありません。

内定の欠員が出たり、産休に入る職員がいたり、途中入所の園児が増えたりして求人をしている園もあります。

また、最近は人手不足の園が多いので、職員確保のため、年中求人をしている園もあります。

ハローワークや保育士の転職サイトなどで、こまめに求人をチェックしましょう。

早めに行動を起こすことが大切です。

転職に向けてのスケジュールのまとめ

スケジュールが組みやすくなるようにまとめてみたいと思います。

9月、10月頃、運動会等の秋の大きな行事終了後から転職の準備開始、求人を探し始めます。

保育士転職サイトをつかうのが良いでしょう。

細かい条件を指定できたり、条件にあった求人があればメールがあったり、相談に乗ってくれたりするところもあります。

希望するような職場の求人を見つけ次第、応募書類を書くきます。

もちろん、この時点では1園にしぼらずに何園か候補の園にも応募しましょう。

書類審査が通ったところに、面接、試験を受けに行きます。結果がでるまで待ち、内定をもらったところの中から吟味します。まだ内定がなくても焦らずに。チャンスはまだあります。

12月、発表会等の大きな行事終了後、職場に退職の意を伝えます。

3月に退職し、4月から新たな気持ちで仕事スタート！

円満退社し、気分新たに転職できたら一番ですよね。

人手不足の保育士なので、需要は必ずあります。求人情報のチェックを怠らず、タイミングをみ図りましょう。いい職場に巡り合い、スムーズな転職ができますように。