保育士や幼稚園教諭になってすぐ、様々な悩みに直面します。思い描いていたイメージと違って、仕事のこと、職場の人間関係はほとんどの保育士の方が悩んでいる事と思います。

そんな毎日が目まぐるしく過ぎていく保育士も、乙女な女の子が沢山います。ふつうの女の子と同様に、恋愛をして、寿退社をして…という夢は皆持っています。

しかし、現実はどうなのでしょうか?

ここではそんな保育士の恋愛事情とプライベートの悩みについて、色々とお伝えしていこうと思います。

保育士はモテるって本当?

合コンや知人の紹介の中で、「保育士」「幼稚園教諭」というだけで好感度が上がるとよく耳にしませんか?

確かに、保育士というと「子どもが好きな人は優しそう」というイメージがあり、特に結婚相手としては、家庭的なイメージがあり、いいお母さんになりそうという好印象があるそうです。

しかし実際は人によって様々ですが、合コンをしてもその場で終わってしまい、次に繋げられなかったり、恋愛に発展する方は多くありません。

理由として保育士は、職場に男性が少なく関わりがあまりない為、合コンという場では緊張して中々自分が出せない方が多いからです。

これって結構致命的な問題なんですよね。

その為モテるかどうかという話になると、人によるとは思いますが、モテるかどうかというと実際はそこまでモテるとは言えないでしょう。

出会いのない職場

幼稚園や保育園という場には、男性が多くありません。

ではどうやって男性との出会うチャンスを見つけているのかというと、職場のお友だち同士で紹介し合ったり、合コンや街コン、SNS等で出会う人が多いです。

いずれにせよ、積極的に出会いを求めて行動することがポイントです。

また、出会いの際には職場で慣れていないこともあり、緊張してしまう方が多いので経験を重ねる事が必要になってきます。

馴れ馴れしくなってしまうのはまた違うとは思いますが、男性と話す機会を増やしていくことが恋愛に繋がる近道なのです。

トラブルになる原因

では恋愛に発展し、お付き合いはどうなのでしょうか。

ここではいくつかトラブルになってしまう原因を紹介していきます。

シフトが合わない

普通のOLさんのように、退社時間が決まっていて、土日がきちんとお休みという人に比べると、保育士はシフト勤務で朝が早かったり、土曜出勤があったりという点では多少時間を合わせることに苦労することが多いかもしれません。

特に次の日が早番だと、朝7時前には職場に行かなくてはいけないので、夜早く帰らないと明日が辛い…と思ってデートに集中できなかった、彼に早く帰るというと期限が悪くなったという声も聞きます。

どの職業でもありがちなことだと思いますが、毎日勤務時間が変わる保育園の就業については他の職業の人にはすぐには理解できないのかも知れませんね。

幼稚園なら平日が困難な場合もある

更に幼稚園教諭の場合は、朝の出勤時間は毎日同じ時間ですが、退社時間はその時の行事の準備や仕事量によって変動があり、21時~22時になることも少なくありません。

その為、アフター5なんてことはありえず、彼氏がいても平日は会う事が困難な幼稚園教諭の方は多いです。

会う回数が多くないということは、中々お付き合いが持続しないという原因にもなります。

もちろん会えない日は連絡を取ることができますが、その連絡も朝と夜のみ。

連絡がマメの人だったり、理解のある男性であれば悩むことはないと思いますが、やはり連絡を多くとったり、合う回数が多い方が良いに越したことはないですよね。

その為職業的に、恋愛が持続しにくく悩む方が多いです。

でも最近は色々な勤務形態がありますから、自分の勤務の都合も含めて、きちんと最初に説明しておくことで、ある程度は回避することができます。

具体的には相手の事を思いやり、「まだ一緒にいたいんだけど、〇時に出勤だから今日は遅くまで一緒にいれないんだ。だから今日は目一杯楽しみたい!」なんていう風に説明すれば楽しい雰囲気になり、相手もわかってくれるはずです。

性格の不一致

もうひとつは、バリバリ働く保育士に多い「性格の不一致」についての悩みです。

保育士は子どもたちに対して責任ある立場であるという自覚を持っている人がほとんどの為、「実はかなりしっかり者」という人が多いのです。

意外かもしれませんが、それほど保育士や幼稚園教諭などは責任感がないとできない仕事なんですよね。

彼氏からしてみては、「もっと頼ってほしかった」とか「自分がいなくても平気なんだよね」と思われてしまうことが多く、それで失敗してしまうことも少なくありません。

本当は甘えたいのに職業柄、つい仕事モードで話してしまい、結局付き合ったのにフラれてしまい落ち込んで。。。という人も私の知り合いでもいました。

上手に甘えられる相手が見つかるといいという話になってしまいますが、男性は甘えてもらいたいもの、いざという時は甘えたいものですからね。

やはり仕事は仕事モードで、恋愛は恋愛モードで別に考えたほうが保育士として付き合っていくには1番いい方法でしょう。

将来への悩み

仕事がきつくて給料が安いという代名詞のようになっている保育士、このままではいつまで続けられるかわからない、将来を感じられないという人もたくさんいます。

実際に平成26年に東京都が行った保育士の実態調査でも職場への改善希望で1位が給与・賞与の改善となっています。

 

出典:東京都保育士実態調査

上記の統計をみても、結婚して続けられるのかと悩む人も多いようですね。

ただ、保育士自体の将来が不安定かというとそうではありません

少子化の昨今ですが、働く女性の増加から保育園に入れたい人は増えているので保育士の数は常に足らない状態です。

また病院やデパート、スポーツセンターや自動車学校にまで託児施設や一時預かりがあり、保育士の資格を持っていると有利な職場は増加しています。

お休みを取りにくい保育士の正職員で、結婚出産をしながら勤め続けるのは、なかなか大変だと感じる人が多いですが、どの保育園も保育士の確保には必死です。

子どもが小さいうちはシフト勤務から外れるようにいてくれたり、優先的に休みが取れるように配慮してくれる園も増えてきてはいます。

また、一度正社員を離れても多くの職場があること、また人手不足なので、家庭に余裕ができてから正社員になる道も、他の職業に比べて広いという点でも、保育士という資格は将来性のある仕事だと私は感じています。

現在では比較的お給料が高い看護師も、以前はお給料が安くてなり手がいない職業でした。

これだけニーズのある保育士という仕事が、お給料面でも改善される日も来るかもしれないという点では将来性があるといえます。

実際に東京都では、2017年より月額平均4万4千円の給与を補助するという方針を決めています。

現在国でも保育士の給料について問題視しているので、近々東京都だけではなく全国的な見直しがあることを期待しましょう。

プライベートを充実させたい!そんな職場はどういう所?

保育士や幼稚園教諭はとにかく仕事が多く、休憩なしで長時間労働し、残業なんて当たり前のようにあり、家に仕事を持ち帰るというのが日課のようになっています。

子どもが好き、保育が好きという気持ちはあるので保育士になるけれど、その気持ちだけではずっと働き続ける事は難しく、モチベーションを高くする為にはプライベートも充実させたいですよね。

保育士の自己犠牲の上に成り立っていた保育園では、維持できない時代になってきていて、最近ではプライベートが充実できるように工夫されている園も増えてきました。

具体的には残業なしや、休みも取りやすくなっている園も少なくないんです。

幼稚園教諭の場合は、保育園と違ってシフト勤務ではないので、プライベートを充実させることは難しい園が多いです。

中には週に一回は早く帰る日を作ったり、定時には帰れるように仕事を調整する園もありますが、ほとんどの幼稚園は定時に帰ることは難しく、土日が休みであっても仕事をするといった仕事三昧の日々です。

しかし他の職業にない「長期休暇」があります。子どもたちと同様に、夏休みや冬休みがあるのでそこでリフレッシュをしたり、プライベートを充実させる時期があります。

その時期を有効活用して過ごすのも一つの手かもしれませんね。

まとめ

保育士や幼稚園教諭の仕事をしていると、忙しいのと出会いがないので、なかなか恋愛をすることができない人もたくさんいます。

しかし、保育士だから幼稚園教諭だからといって結婚や恋愛をしていない人がいないわけではありません。

私が今までみてきた人で、恋愛が上手にできていない人はやはり自分に余裕がない人が多いです。

責任感が人一倍強く、それでいて我が強すぎる。そんな子は恋愛まで発展していない印象です。

もし、保育士や幼稚園教諭を続けながら、本気で恋愛や結婚を考えているならまずは自分に余裕を持ってみてください。

そうすることで、恋愛に対する気持ちも変わってきますし、仕事と恋愛を分けて考えられるようになるはずですよ。