子どもが好きで子どもと関わる仕事がしたい。
そんな、気持ちを胸に就職を決めた新人保育士のみなさん。
きっと、期待と不安で胸がいっぱいだと思います。
実際に私も働きはじめはそうでした。どうすればいいのか右も左もわからず、焦っていたことは思い出します。
そこで、この記事では現役で現場で働いている保育士が新人の保育士さんに望むポイントやNGな行動について紹介します。
新卒1年目の方やすでに保育士の就職が決まって不安になっている方は少し参考にしてみてください。
先輩(現役】保育士が新人保育士に望むポイント
先輩保育士さん達が一緒に現場で働く新人保育士さんに望むポイントとしては
- 立場をわきまえた言葉遣い
- 立場をわきまえた態度
- 社会人としての一般常識を持っている
- 何事にもあきらめずにやろうという姿
- 子どもの為にどんな事にも元気に笑顔で働いてくれる
この5つです。
少しプレッシャーに感じてしまう人もいたかもしれませんが、保育の仕事だけに言えたことではない部分も多々ありますよね。
そこで、保育の現場でどのような姿が好まれるのか1つ1つ挙げていきたいと思います。
立場をわきまえた言葉遣い
いよいよ仕事が始まると覚えることが沢山あります。
その上、現場は動き出して必死について行こうとして頑張りすぎちゃう。
そんな忙しい日々を送っていると心身共に疲労感が積もってきて言葉遣いが雑になってしまったり、保育の現場にふさわしくない言葉が出てしまうことも。
自分が思っているよりも言葉遣いは、子どもや保護者、他の保育士さんから見られがちです。
保護者との会話は、登園時・降園時の短い時間です。
その短いコミュニケーションの積み重ねで先生の印象や信頼関係を築いていかなくてはなりません。
そんな時「あの先生は、言葉遣いが悪いですね」「子どもが家でこんなこと言うようになった」などと言われたらせっかく頑張っていても評価は、がた落ちです。
馴れ馴れしすぎる言葉遣いや若者用語などは使用しない
なので、なるべく馴れ馴れしすぎる言葉遣いや若者用語などは使用しないことです。
保護者の前だけではいけません。子ども達の耳は私たちが思っているよりもとてもいいです。
特に言葉を覚え始め耳に入った言葉を口にしようとする年代は、親の言葉・テレビから流れてきた言葉・先生たちの言葉遣いを真似して言います。
先生の言葉遣いが悪くその言葉遣いをお家で言いだし保護者が不信感をもったら大変ですよね?
職場の先生達への言葉遣いも気をつける
最後に職場の先生達への言葉遣いです。
1日の中で一番話す時間が長い職場の先生達。新人保育士さんからしたら周りの保育士さんはみんな先輩ですよね。
その方々にこれから沢山のことを教えてもらったり迷惑をかけてしまうかもしれません。
失礼にならないように言葉遣いに気をつけましょう。
立場をわきまえた態度
立場をわきまえた態度は、特に職場で一緒に働く先輩方に向けた態度を意識しください。
上にも書きましたがこれから沢山のことを教えてもらったり、一緒に子ども達の成長を見守っていく大切な仲間です。
立場をわきまえて丁寧な態度を取りましょう。
- お願いします
- ありがとうございます
この2つは基本です。
一生懸命頑張る姿は、きっと先輩は見ていてくれると思います。
そして、あいさつはどんな時でも自ら進んで笑顔で元気にしましょう。
もちろん、子どもに対しても保護者に対しても職員のみなさんにもです。
あいさつなしでは、仕事は始められません。先生があいさつんのお手本が出来ていると、きっと子どもたちも自然と素敵なあいさつが身についてくるはずです。
社会人としての一般常識を持っている事
社会人としての一般常識では、
- あいさつ
- 時間を守る
- 報告、連絡、相談を怠らない
- 丁寧なコミュニケーションを意識する
- 整理、整頓を心がける
など上げられます。
保育の現場では、上記の物ももちろん必要ですが、それにプラスαで、
- 清潔な身だしなみ
- 提出物の期限を守る
- 丁寧な言葉遣い
- 園の方針やルールを守る
なども入ってきます。
保育園はチームで仕事をしています。
同じ目標をもって子ども達の成長を促し日々保育をします。
勝手な行動や相談なしに動いてしまうと子どもに危険な目に合わせてしまうかもしれません。
もし、どうしても守れなさそうになったときや期限を超えてしまいそうになった時、助けてもらいたいときは、前もって先輩や園長に相談しましょう。
ただし、他の先生も仕事を抱えています。
ギリギリに相談されても困ってしまうこともあるので、前もって相談するなのどの余裕を持った計画を立てて動きましょう。
当たり前のことと思っていても、実際働き始めると忙しい中で忘れてしまいがちなので気をつけてください。
何事にもあきらめずにやろうという姿
新しい職場、憧れの職場で頑張ろうとやる気満々でも失敗は必ずあります。
それでも、学んできた保育知識を十分に発揮しようとしたり積極的に学ぼうとする姿勢が大切です。
もし、わからない事があったら遠慮せずに丁寧に先輩保育士に聞いてください。
きっと、その姿も先輩保育士から見たらやる気があると認識してくれるはずです。
逆に何もアクションをしないで待ってばかりの態度だと先輩も「やる気がないのかな?」「保育力が全くない子なのかな?」と思ってしまいます。
どうしたらいいのかわからなくなったらまず、先輩に自分から「何かお手伝いすることは?」と聞いてみてください。
仕事を任されたり「やる気がある子だな」っときっと思ってもらえます。
そして、今まで学んできた保育を現場で発揮してみましょう。
ただし、勝手にしてはいけません。まず、先輩にこんな保育がしてみたいですと相談してから実践してみてください。
子どもの為にどんな事にも元気に笑顔で働いてくれる
何事も保育士は、子どもの為に働くことが第一です。
そのためには、雑用も大切な仕事の1つです。
きっと雑務を新人時代は、沢山任されると思います。でもそれも嫌がらずにこなしましょう。
そこから得られる保育の知識もたくさんありますので。
そして、任された仕事の方法は1つ1つその時に覚えていきましょう。
毎回、同じ仕事なのに方法を聞いていたら先輩も「大丈夫かしら?」と不信感を持ってしまいますので。
また、体調管理も大切な仕事です。自分の体調管理は、自分でしかできません。
日々の予防対策やもし体調が悪くなってしまったら園長に相談し早く治すようにしましょう。
なにより健康でなければ楽しく笑顔で働けませんよね?
この体調管理は、体面だけではありません。心のケアも大切です。保育園は対“人”の職場です。
保護者からの厳しい態度や言葉を当てられてしまう時もあるかもしれません。
先輩保育士から指導を受け心痛むときもあると思います。
そんなとき、どうしたら立ち直れるのか、リフレッシュの仕方を考えておきましょう。
原因を見つめなおして対策を考えたり、あまり考えすぎないで次のことを考えたり、気分転換に趣味の時間にあてて気持ちを立て直したり人それぞれだと思います。
体調面も心のケアも時間をかけすぎずに治して、また仕事に向かって行けるとように調整していきましょう。
休日は、リフレッシュできる日にしてまた次の仕事の日を迎えられるようにしたいです。
以上が、先輩保育士が新人の保育士さんに望んでいるポイントです。
最初はいろいろとわからないことが多いので、大変だと思いますが、ポイントを抑えることで焦りなども少しは軽減されるはずです。
逆にNGな行動とは
次に実際にやってはいけないNGな行動としては
- 社会人としての常識に欠ける
- 常に受け身で自ら行動しない
- 同じ失敗を繰り返す
- 無断欠勤、遅刻
- 笑顔がない、元気がない、私情を仕事に持ち込む
どうですか?求められる姿の逆の行動ばかりですね。
でも、上記の物は保育士だけでなく働く上で非常識な行動ですよね?
保育園は、特に子ども・保護者・職員さまざまな方と接する機会の多い職場です。
又、保育士は子どもの手本とならなくてはいけない立場です。
上に書いてある態度では、お手本として子どもたちの前に立つことはできません。
意識しながら働いてみてください。
最後に
新たな職場での勤務は、「早く仕事を覚えなくちゃ、慣れなくちゃ」と焦って気疲れてししまいがちです。
しかし、頑張ろうとする気持ちや行動は先輩保育士は見ていてくれています。
まずは、任された仕事をこなしながら自分に求められ、期待されていることは何かを考えて行動できるようになったらいいですね。
少しでずつ慣れて行き気持ちに余裕をもって働いていけるように頑張ってください。