東京23区内に15の施設を展開しているアンジェリカ保育園。子ども達と働く女性のための保育施設として、「アンジェリカの3-4-5」を合言葉に、心を育てる保育と保護者支援を行っています。

そして、保育士が安心して働けるような制度や働く保育士がキャリアアップできる制度が豊富なことも特徴です。

2005年に1園目となる「アンジェリカ保育園中目黒園」を開設してから、毎年数を増やし続けている保育園の特徴や保育士として働く際のポイントを詳しく見ていきましょう。

アンジェリカ保育園とは?

株式会社アンジェリカを運営母体に持つアンジェリカ保育園。

目黒区、練馬区、品川区、中央区、江東区の6つの区の中で。9か所の認可保育所と6か所の東京都認証保育所を展開しています。

「アンジェリカ」とは「天使のような」という意味があり、天使のように無垢な子どもたちを、1人ひとり大切にお預かりするという思いが込められています。

1園目が開設されたのは2005年のこと。それから年々数を増やし続け、2016年には15園目となる「田町保育園(港区認可保育園)」を開設しました。

待機児童問題が深刻な東京都において今後も子ども達の居場所、そして働く保護者の強い味方としての役割が期待されます。

またアンジェリカ保育園の新たな保育施設として、2017年に「青物横丁えほん保育園」と「西大井えほん保育園」がどちらも品川区の認可保育所として開設されました。

この「えほん保育園」は全国でもめずらしい「えほん図書館」を備え、3000冊の絵本が設置されています。絵本の力で子どもの好奇心と心を育てる保育を展開しています。

現在も中央区勝どきや練馬区桜台で新たな「えほん保育園」開設の準備が進められ、今後も数を増やしていくと予想されます。アンジェリカ保育園と共に注目していきたい保育施設です。

大切にしている保育理念、保育方針

アンジェリカ保育園には「アンジェリカの3-4-5」という合言葉があります。3は理念を4はこころを育てる保育を、5はこだわりを表しており、アンジェリカ保育園の基礎となあり保育理念や保育方針です。

3つの理念 

子育て中の女性が社会で活躍するための手助けも理念の1つに含まれ、実際に保育時間の延長などの保育サービスも行っています。

4つのこころを育てます

子どもの心を育むために、どれも大切な保育方針です。

5つのこだわり

食育やリズムといった保育園で行われることの多いカリキュラムの他に、子ども達が口にする野菜を直営農場で栽培するという、保育園ではめずらしいこだわりも魅力の1つです。

子どもの成長には欠かせない「食べる」をより大切にしたこだわりであると言えるでしょう。

各施設の概要

東京都23区内に認可保育所、東京都認証保育所をふくめて15園を展開するアンジェリカ保育園。それぞれの施設をご紹介します。

中央区

・月島保育園(認可保育所)

入所定員:100名(1~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~19:30

品川区

・はまかわ保育園(認可保育所)

入所定員:90名(1~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

・東品川保育園(認可保育所)

入所定員:90名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

江東区

・亀戸保育園(認可保育所)

入所定員:78名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:15~20:15

・白川園(東京都認証保育所)

入所定員:36名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

港区

・芝浦園(東京都認証保育所)

入所定員:40名

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:00~21:00(23時まで対応可)

・品川園(東京都認証保育所)

入所定員:40名(0歳児~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

・田町保育園(認可保育所)

入所定員:60名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

目黒区

・下目黒園(東京都認証保育所)

入所定員:30名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

・中目黒園(東京都認証保育所)

入所定員:40名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

・桜のこみち保育園(認可保育所)

入所定員:70名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:15~20:15

・目黒本町保育園(2018年4月より認可保育所へ移行)

入所定員:63名(0~5歳児)

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

練馬区

・北町保育園(認可保育所)

入所定員:70名

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

・桜台保育園(認可保育所)

入所定員:81名

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

・田柄保育園(認可保育所)

入所定員:65名

開所日:月曜日から土曜日

開所時間:7:30~20:30

認可保育所の中でも開所時間が異なっていたり、認証保育所の中には保護者のニーズに答え夜遅い時間まで開所している園もあるので、要チェックです。

働く保育士にも嬉しい充実の研修制度

保育士のキャリアアップにも力を入れているアンジェリカ保育園。様々な研修制度が用意されています。

段階別研修

入社時・0歳児着任時・新卒フォロー研修・3年目フォロー研修と各段階に合わせた研修が用意されています。経験に合わせた研修を通して成長できると共に、同期との交流が持てる場ともなります。

スキルアップ研修

保育の中ですぐに使えるリズム、歌、手遊び、保育製作が学べる研修です。保育技術の向上に役立ちます。

レベルアップ研修

保育士としての更なる水準向上のために課題を持ちより、討議を行う研修です。保育記録やレポート、動画を通して保育を検証し、課題に取り組みます。

園内研修

保育の中で起こる課題を持ちより討議を行います。成果を発表会で報告します。

研修の中には農業体験研修や田植え研修などアンジェリカ保育園ならではのユニークな研修も用意されています。

また、研修制度の他にも、リズム・英語・絵本・食育において自分の得意なことを活かして提案ができる「トライ制度」

保育士1人ひとりと面談をする個人面談、保育の場に研修担当が入る実践指導など、様々な学びの場、力を発揮する場が用意されています。

保育士が安心して働ける環境作り、そして1人ひとりの保育を向上させることで、アンジェリカ保育園全体のレベルを向上される取り組みが行われています。

気になる勤務体制と給与情報

勤務時間は各施設の開所時間によって異なりますが、開所時間の中での実働8時間のシフト勤務です。

例えば、中央区の月島保育園勤務であれば、早番は7:30から16:30までの8時間勤務(休憩1時間)。遅番は10:30から19:30までの8時間勤務(休憩1時間)となります。

休日は年間120日。4週8休とされていますので、土曜日に勤務をした場合には平日に休むなど、シフトで調整をします。

給与は、経験年数によって変わりますが、専門学校・短大卒の初任給が22万8千円。4大卒以上で23万円とされています。アンジェリカ保育園品川園の経験3年目の場合は23.5万円という月給モデルがあります。

これにプラスして、賞与が年2回(6月、12月)に支給されます。

無資格者やパート勤務の求人も見られ、無資格者の場合には月給18万円程度、パート勤務では時給980円~1,600円と資格の有無や経験年数などによって違います。

パート勤務の場合には他の保育園と同等程度ですが、正社員として働く場合には、初任給から月給22万円以上は保育士給与としては高い方であると言えるでしょう。

未経験でも安心!体験型見学会と借り上げ社宅制度

年々数を増やしているアンジェリカ保育園では、経験者、未経験者含め多くの保育士を求め求人を出しています。

特に新卒者の採用には力を入れていて、アンジェリカ保育園の良さに触れてもらうために、新卒者を対象としたユニークな見学会も企画されています。

その1つが夏に行われている、アンジェリカ農園の農園見学会。農園の見学をした後には、そこで採れた野菜で作った食事を現役の職員と一緒に食べる、食事会も用意されています。

園見学も含めて1泊2日のバスツアーです。

また、秋には稲刈り体験バスツアーも開催されています。子ども達と一緒に田植えを体験しながら、保育士や子どもと実際に関わることができます。こちらも園見学を含めた1泊2日のバスツアーです。

実際に働いている保育士と関わり様子を知ることができるので、初めて社会に出る新卒者にとっては嬉しい見学会ですね。

もちろん、新卒者だけではなく経験者も参加ができる園見学や会社見学も頻繁に行われています。英語やリズムなどのカリキュラムに子どもと一緒に参加できる場合もありますので、おすすめです。

東京都23区内で認可保育所、認証保育所を展開しているアンジェリカ保育園ですが、東京都以外の地域からも積極的に保育士を採用しています

そして、首都圏以外から入社した人のための制度として、借り上げ社宅制度も取り入れています。

借り上げ社宅制度とは東京都23区の多くが導入している制度で、会社が住宅を借り入れ、家賃を国と区、会社で支払い働く保育士の家賃負担を減らすという制度です。

自治体によっては、保育士経験5年未満という規定もありますが、東京都以外の地域から出てきて1人暮らしをするという人にとっては嬉しい制度です。

また、アンジェリカ保育園では引っ越し費用の補助も行っているので、より安心して新しい暮らしを始めることもできます。

まとめ

独自の理念や保育方針を提案し、子どもと働く保護者の強い味方となるアンジェリカ保育園。それと同時に働く保育士を大切にする、スキルアップを手助けするという特徴も見えてきます。

特に直営農場を備えるというこだわりや、保育士と子ども、そして未来の保育士も一緒になって稲刈り体験をすることは、子どもだけではなく保育士の豊かな心を作ることにもつながるのではないでしょうか?

新たな「えほん保育園」の設立も進められる中で、今後より一層の発展が期待されます。